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上品な歯列矯正

技術面で信頼できるかどうかの心配です。 昨年の夏に治療が終わり、現在はリテーナー(保定装置)を着けています。
ところが先週になって、歯科医からさらに上下合計四本の親不知を抜くように指示されました。 八本も抜かなければいけないのでしょうか。
親不知を抜く理由はいくつかあります前に倒れ込んだり、骨の中に埋もれていたりして、かみ合わせに参加させるのが難しい。 生えるときに、周囲の歯茎の炎症を起こしゃすい。
手前の第二大臼歯の虫歯の誘因になる。 後ろから押す力が働いて、下の前歯に凸凹を生じさせる。
歯冠や歯根だけでなく、歯髄の形も退化していて、虫歯になっても、治療がしにくい。 現代人の約30パーセントで先天的に欠損していることから、欠損に抵抗が少ない。
理由はどうであっても、歯を抜くのは誰もが嫌いです。 とくに下の親知らずの場合、痛みだけでなく、数日、口が聞かなくなることがありますからなおさらです。

もっとも、痛いといってもそれは抜いた日を含めた数日のことで、心配なら痛み止めをもらって飲んでおけばいいのですから、心配ばかり先行させては、何が大事かを見誤ってしまいます。 かみ合わせに貢献している親不知は抜きません。
また、第二大臼歯がなく、歯冠の崩壊がひどいときには、親不知を ブリッジの支えにして、有効利用が図られます。 あなたの親不知も、前に倒れ込んでいるようですから、抜くことになるでしょう。
矯正治療のために歯を八本抜くというのは適当な表現ではなく、矯正治療で四本、このほかに暁止できない親不知を四本、計八本抜くというべきでしよう。 したがって、今まで親不知を抜く話をされなかったといって、治療方針が変更されたというわけではありません。
強いていえば、治療を始めるときの説明が、もうひとつ足りなかったということ矯正治療が終わってから、抜歯しました。
私は22歳のOLです。 歯並びを治したいと思いますが、あのギラギラした四角い銀の装置が人にどんな印象を与えるかを考えると、消極的になってしまいます。
なにか、もっと目立たない方法はないですか。 透明なプラスチック・ブラケットがあります歯並びに関心が高まるのは、中学生になる頃からです。
その頃は、装置の格好悪さを嫌う年齢でもあります。 調査結果によると、年頃の女性が治療を迷う第一の理由は、痛いよりもなによりも、矯正装置が目立つからでした。
歯を動かす働きを持つ細いワイヤーは、ブラケットと呼ばれる金属小片で歯に連結されています。 昭和の30年代までは、このブラケットを歯に固定するために歯に金属のバンドを巻いていました。
その後、接着剤の開発で、金属プラケットは歯に直接、接着されるようになり、獅子舞いのようなギンギンギラギラからは解放されました。
その後、金属ブラケットに代わって、透明なセラミクスやプラスチックのブラケ装置の外見を気にしなくなる方法が三つあります。 変なかみ合わせのままでいることが、虫歯を放っておくのと同様に、あるいは、それ以上に健康的でないという認識が定着することそうなれば、治療していることをちっとも恥ずかしいとは思わなくなるでしょう。

むしろ治療しないことを恥ずかしいと思うようになるに遣いありません。 就職を間近にした女子大生が相談にみえたことがあります。
奥の歯をかみ合わせても前歯は上下三ミリも空いていました。 当然のことながら、言葉ははっきりしませんでした。
彼女は治療を始めませんでしたが、その理由は装置がみっともないからということでした。 悲しくなりました。
装置の外見が悪いといっても、それは二、三年のことで、人生のほんの一時にしか過ぎません。 この代償を払うことによって、それからの人生をいい歯並びで過ごすことができます。
100メートルの金メダリストであるカ−ル・ルイスは、矯正装置を着けて神宮競技場を走っていました。 クリントン前大統領の娘さんも装置を着けて両親の横で笑顔を見せていました。
新体操のロシアのカパエラ・アリ−ネも、透明な装置を恥じることなく、笑顔いっぱいで妖精のように舞っていました。 この透明なブラケットにさえ不満な人には、歯の裏側の装置があります。
もちろん外側からはまったく見えません。 ファッションになること装置がファッションになればと、逆転の発想をしたことがあります。
歯にワイヤーを固定するための透明なナイロン・リングに代えて、赤、青、緑、黄の極彩色リングを患者にすすめてみましたが、三人を除いて、答えは「ノ−」でした。 三人の中の一人である女子高生は、来るたびに、ブラケットを接着する歯とナイロン・リングの色を指定して楽しんでいます。

また、二、三人の方から、キスの障害になるのではないかという問い合わせの手紙がありました。 そこでこの装置を着け、治療が終わりに近い五人の若い女性にたずねてみたことがあります。
25歳、恋人の有無不明のTさんは、笑って答えてくれませんでしたが、二四歳独身で恋人ありのRさんも、 二六歳で結婚一年半のHさんも、二七歳新婚六か月の私からの助言は、透明な装置で二年だけ辛抱しなさいということです。 人生で楽しいはずの時期にくよくよ過ごしたのでは、人生を損してしまいます。
20歳になったとき、きっと、あなたは治療してよかったと思われるでしょう。 どうしても見えない装置にしたい今、セラミクスの装置で治療申です。
会社の同僚はまだ誰も気づいていませんが、笑うときは、つい口もとを手で隠し、気をつかってしまいます。 もっと目立たない裏側の装置に令から替えることはできますか。
見えるのがどうしても嫌なら、裏側の装置にするしかありません透明なブラケットを使えば目立ちません。 それでも、近づけば分かりますから、見える装置を着けているという自分自身の意識からは逃げられないでしょう。
そんな意識を打ち消すには、矯正装置は決して格好の悪いものではないという認識を持つか、まったく外見に触れないようにするしかないでしょう。 外からは見えないという条件を満たすには、裏側の装置(リンガル装置)しかありません。

別の言い方をしますと、外から見えないという以外は何もいいことはありません。 外側の装置に比較して、マイナスばかりです。
大きな口を開けて笑っても大臼歯の装置までは見えませんから、写真のように、外見ではまったく分かりません。 ただ、前歯から大臼歯にかけて歯の裏側にブラケットや金属線がセットされますから、慣れるまでは舌の動きが邪魔されます。
人と接する仕事としているために、欠点を承知のうえで見えない装置を選択しなければならない人がいます。 また、あなたのように、仕事を離れて外見にこだわる人もいます。
あなたはすでに外側の装置を着けています。 今から裏側からの治療に変更することは、現在の装置を全部壊して、新しく着け直さなければなりません。
当然、最初からリンガル装置を選ぶよりも割高になるでしょう。 それでも、どうしてもということでしたら、正直な気持ちを先生にお話しになったらどうでしょうか。
リンガル治療法は特殊な技術を必要とするために、どこの矯正歯科でも扱っているわけではありません。 あらかじめ、その確認が必要です。
なお、リンガル装置と外側の装置による治療の仕上がりについては、素人目で分かるような差はありません。


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